« 不安に打ち勝つ・ニレの木 | トップページ | イトスギ(サイプレス)の十字架 »

高王白衣観音経の功徳

友人が電話をかけてきた。「白衣観音経のコピーある?ちょっと見当たらないんだけど」

「どうして?」

「いや、また読んでみようと思ってね。前回は千回読むのに3年かかったけど、本当に効果があった」

白衣観音経とは高王白衣観音経のことである。白衣観音さまといえば、高崎市のシンボルとして、大きな像が建立されているのをご存知の方も多いと思う。白衣、文字通り白いベールを頭部からかぶり、巻物を手にしておられる。このお経との出会いは、小原弘万氏(故人)という、般若心経を218万回読誦された記録を持つ方の著作を読んだことに始まる。般若心経読誦を最も多く読んだ人物としては、江戸時代では『群書類従』の塙保己一と読んだことがあるが、回数はわからない。

高王白衣観音経の中には「もし、一千遍を読誦し得た人がいれば、その身一身の苦難を除こう、一万遍を読誦し得たならば、一家の皆の苦難を除こう」と書いてあるという。「この経典を手に入れたいならば、自分で探すくらいのご苦労はなさることですね」と小原氏の著作にあったので、上記の友人と神田書店街へ出かけた。経典探し、と言っても近場なわけで妖怪には遭遇しなかったが、まさしく神保町はガンダーラとなったのである。運よくすぐに見つけられたが、購入したのは1冊のみで、友人は該当ページをコピーして持ち帰った。

それから友人は3年間読誦を続け1千遍を達成、確かに困難を乗り越えることができたのである。すばらしいことだ。ちなみに、私たちが得た経典中には一万遍のことは書いてなかった。

「願以此功徳、普及於一切 誦満一千篇 重罪皆消滅」 で〆ている。

一万遍、この回数を達成するのは容易ではないだろう。前述の小原氏はもちろん一万遍を達成し、喜びごとを得たそうだ。

この高王白衣観音経は短いお経といえども、ある程度の時間は要する。ケイタイ世代としてはまず、『延命十句観音経』がおすすめである。この「延命」の二語を加えたという白隠禅師はこのお経を偽経と知りながらも、その霊験から自ら読誦し、世の中にも広く勧めたという。

お経の功徳は読むものの側にあるという。空海の「仏法遥にあらず、心中にして即ち近し」

2つのお経に興味を持たれた方は、ご自分で探してみてください。効果のほどは科学的に証明できないことですが、古の昔から人々が伝承してきた智慧です。

|

« 不安に打ち勝つ・ニレの木 | トップページ | イトスギ(サイプレス)の十字架 »

コメント

高王百依観音経は家族で読んでいます。私の子供四人も読みますが、地蔵本願経とか延命地蔵経とか私の子供の好きな経です。占いで鑑定するときも、使っています。歓喜天修法を使って安倍晴明の商標を取得した私ですが、阿弥陀様などの他力こそ自力を凌駕する神だと確信しています。

投稿: 陰陽師安倍晴明 | 2009年8月 9日 (日) 17時23分

高王白衣観音とは法華経の普賢菩薩をイメージしてしまう。普賢菩薩は二十一日かんぱつ品を読むと象に乗って白い衣装を身にまとい夢に現れると言われる。しかし普賢菩薩ほど気難しい神ではない。なにしろ法華経は貴方が最高のお経ですと心から思わなければ全く効果がないのですから。

投稿: 陰陽師安倍晴明 | 2009年8月 9日 (日) 18時52分

オイラも観世音菩薩に帰依しています。
過去において、念彼観音力に何度も救われました。
今現在、般若心経の読経は、八万回少し前です。
高王観世経の千巻読誦は、必ず実行したいと考えて
います。
よろしければ、オイラのHPにも、訪問ください。
EQ合掌 という名です。
URL http://www8.plala.or.jp/kanjizai/ 

投稿: ボサツマン | 2013年4月 6日 (土) 14時00分

この記事へのコメントは終了しました。

« 不安に打ち勝つ・ニレの木 | トップページ | イトスギ(サイプレス)の十字架 »