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風鈴演奏家

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音楽のカテゴリーではトンコリ、タブラトゥーラに続いて風鈴音楽が登場です。マニアックな楽器が続いていますが、先日は知り合いが属する、弦楽合奏団の演奏会にも行っています。これから特にコンサートシーズンですね。今度はコークレが聴きたいと思っているところ。えっ、コークレって何?北欧の古楽器。北欧バルトの神話に登場します。やはり、古くからの話、モノに興味があります。

ひょんなことから、風鈴演奏家よしだしんさんご本人から自作のCDをプレゼントして頂いた。

『風音Ⅲ 夢想う詩』 風鈴、自然音、シンセサイザーのスローなコラボレーション。

ジャンルは音楽療法CD。健康雑誌『壮快』でもその効果を絶賛、医学博士篠原佳年先生監修の『風鈴健康法CD』と『風音CD1~3』の4枚がパッケージとなって販売されている。

吉田さんは会社務め、ミュージシャン、インターネットビジネス、セミナー講師の副業、複業をこなす、超多忙で早起き、爽やかな青年、パパでもある。奥さまの春うららかなソフトな笑みもとてもすてき。こんな奥さまに見守られながらあの風鈴音楽も生まれたのだろう。今年の夏はお嬢さん(ピアノ担当)と共に演奏旅行という夢も叶えられた。

それらの副業収入がかなりの額になったので、もうすぐ独立されるそうである。最近はマルチな才能を発揮する人が増えているが、世の中全体的にそうなっていく傾向だそうだ。人は自分でも気づいていないたくさんの可能性を秘めているのである。

ところで、そのCD。聴いたとたんに脳の中で何かが反応しているのがわかる。干上がり硬くなったスポンジに聖水がそそがれ、徐々に元の大きさに戻っていく、そんな感覚であろうか。うるおった脳はゆっくりとリラックスしていく。

風鈴の音はf分の1のゆらぎと3000ヘルツ以上の高周波音を兼ね備えて、私たちにそっと語りかけてくるのである。その結果、アルファー波を発生させ、脳内ホルモンの分泌が盛んになる。心地よいと感じる音は、科学的に証明されるようになってきた。

暑い江戸の夏には風鈴がつきもの。エアコンなんてないから、窓は開け放して外の風が吹き抜けて、ついでにお隣さんやお向かいさんの打ち水の冷風や、風鈴の音もさまよいこんでくる。暑さを和らげる昔の人の智慧のひとつ。江戸風鈴の音は甲高くなくてやっぱり粋だ。南部風鈴はしみじみ骨にもしみる。

よしださんの風鈴は日本の江戸風鈴、南部風鈴、常滑風鈴だけではなくアジアのバーチャイム、南の島の貝殻風鈴や西欧の風鈴も含まれている。耳をすまして聴くき分けてみるのも楽しい。

今まで風鈴といえば、夏のイメージが大きく、晩夏になると片付けてしまう。最近では風鈴の音が気になる、とご近所を気にして、すぐにしまい込む家庭も多いような気がする。生活スタイルが変わり、昔より共有空間と個人空間の別を大切にする現代人は、確かに環境音に関する意識が変わってきている。静かにしていたい人、自分の音を聴きたい人などは風が強い日など、ひっきりなしに風鈴が鳴っていると閉口してしまう。

そんな現代、早朝でも真夜中でも、好きな時間に、季節に聞くことができる、透明な響きをもつ音楽療法CDとなって再び登場した風鈴の響き。昔の人の智慧と現代人の智慧がミックスされた音楽の贈り物である。

ぜひ他の作品も聴きたいと思っている。ただし、少々TPOの工夫がいるかもしれない。うちの家族はすることがあるのに、風鈴音と沈香の香りに包まれて、ゴロリ、コロリと気持ちよく夢の中へ移動してしまうのだ。香りと音、嗅覚と聴覚への同時アプローチは思ったより効果があるらしい。眠りは確かに深くなる。お気に入りの香りと風鈴ミュージックで秋の夜長をすごしてはいかが?

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