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いなにわそうめんと極上箸

寛文五年堂の「いなにわそうめん」をゆでて、さて食べようとしたらいつもの箸では食べにくい。青山の小粋な箸専門店でみつけた手作りの桑の箸で、結構気に入っているのだけど、ナチュラルな丸型だからこそ箸先がぴったりあわないのである。

    そうだ、お出かけ用のMY箸を使おう!

金茶の地に白の絣模様の箸入れからスルスルとお出ましした竹の繊細な箸。とりわけ、おそばの時には大活躍。

さっきまでは幾分でも力を入れないとうまくつかめなかったのに、この箸にしたとたんにすんなりとつかめ、ジレンマなく食すことができるのである。しかも素朴においしい。

この箸、ただものではない、のだ。

代々木のアースデイ、喧騒から離れた場所にその箸はそそと並んでいた。motherbirdという箸袋・箸ふくさの製造、販売元のご主人が方々めぐってやっとめぐり合えた極上品。説明を聞いているうちに、その情にもほだされて、いい買い物させてもらいました。出会ったおばあちゃんの智慧に習ったという箸入れは、日本伝統の「折り」のセンスが生きています。

九州は日田天領水で有名な大分県日田市。小関工芸のやまご箸

数十年から数百年手入れしてきたの樹齢3年以上の日田孟宗竹を竹林から大切に切り出し、ゆっくりと天日干し、竹の繊維を切らないようにして、しかも塗料一切なしの角型箸。

角型だからこそ箸は頭部から先部まで、隙間がまったくなくぴったんこ。

塗料なし、先端は1.5ミリの細さ(1.3ミリからある)。これならすべらずゴマ一粒までつかめます。「いい仕事してますね」の一品です。

「おそばがおいしく食べられますよ!」

それを確かめたくて、買ってからまもなくしてから、お気に入りの栃木の出流そばの「いずるや」へ。松本のおそばも麻布十番の更科も好きだけれど、細くてコシのある出流そばは洗練されて味も香りもよい。隠れたファンも結構多い。いずるやでは豪快に一升盛がおすすめ。

ほんと、おいしい。箸を持っているのもわすれるほど。食べることに専念できるし、何より口触り、舌触りがよく、箸に染みるつゆもそのままの味。セルフで取り出す割り箸のささくれが触ることもない。

割り箸は間伐材といわれているが、実は年間250億膳も消費されるうちの90パーセントは輸入に頼っているという。日本人が使う割り箸のために、外国の木がわざわざ伐られているのだ。中国の度重なる洪水も乱伐によるところが大きい。

話はそうめんに戻る。秋田の稲庭うどんは有名だが、私が食べているのは寛文5年堂の「いなにわそうめん」。細くて長い。34センチ。最も権威のある国際食品品評会「モンド・セレクション」で最高位の大金賞受賞に輝いたそうな。なるほど、日本中の食通をうならせたわけだ。

そうめんの製造工程では欠かせないといわれる油を一切使用しておらず、寒造りで塩と水の微妙な塩梅によりその美味を引き出した。油に頼らずここまで細く長くできるのは、受け継いできた伝統製法のなせる技、だそう。

この細く長いそうめんには、やまごの細く四角い箸が大活躍したわけだ。箸によってこんなに味も食べる気分も変わるなんて。~そうめん、箸を選ぶ~

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