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プレミアムしょうゆ

縁あって、期間限定販売のしょうゆを頂いた。

亀甲萬(キッコーマン)の「杉桶仕込のしょうゆ」れんが蔵製 250ml

「本品は国産の原料のみを使用し、年一回、秋十月に仕込んで自然の気候の中で一年間かけて熟成させた当社の伝統と技術の結晶です。」

ラベルには遠く富士山をバックに上半身裸で、大きなしょうゆ樽を手作りしている古の職人。

千葉県の野田工場のレンガ蔵の中の杉桶でしかできないしょうゆ。

先に書いておこう。このしょうゆ、一部は高級料理店へ納入され、野田工場へ足を運べば一般人にも手に入るが、数が少ないこともあり、発売後数時間で完売。というまぼろしのプレミアム商品だそうだ。

開封し、かなり期待しながら、まずは香りをかいでみる。しょうゆに砂糖を溶いてもちに塗って焼いたような甘く香ばしい香りがした。おいしそうなものはもちろん、毅然としているが奥ゆかしく上品。

青い椿の花模様の小皿をとりだし、一滴そのしょうゆ。しょうゆはムラサキとも呼ぶが、一瞬透明感のある赤紫がお目見えした。清澄な色である。

香り、色、と確かめて、いよいよ味である。

甘い。舌に染みこむその甘さは天然の微細さが感じられる。甘さの後ろに塩辛さ、ほんの少しの苦さ、やわらかいすっぱみも加わり、いわゆるバランスのとれたうまみあふれる丸みなのだ。甘・辛・苦・酸・塩の五味が調和している。

天然自然のなせるワザである。3種類の微生物、麹菌、乳酸菌、酵母の三位一体の作用により、しょうゆらしくなっていく。

しょうゆだけ何度も味見したくなるなんてよっぱど珍しい。普通はしょっぱくってギブアップだ。調理のときに砂糖やみりんを減らすことができるのではないだろうか。

調味料には気をつけるほうなので、結構高値のしょうゆも購入しているが、味という点ではこの杉浦仕込のしょうゆは最高ランクに5つ星である。皇后様のご実家の正田しょうゆも手に入りづらいが好みである。

外国にある程度の期間いると、しょうゆが恋しくなることが多い。タヒチのマヒマヒという味の薄い白身の魚、しょうゆをかけたらもっとおいしかっただろうに。

日本の空港に戻ってくると、しょうゆの香りがする、という意見がある。日本の香りの代表的なもののひとつであろう。

日本の味噌、醤油、酢、酒はまさに醸造文化、微生物との共生の智慧でもある。

これからもずっとお世話になるしょうゆ、もっともっと知りたくなった。

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