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現世極楽浄土

東博の「最澄と天台の国宝」展へもう一度行こうと思っていたのに、連休中に終わってしまった。

かくなる上は、いずれ京都を訪れるしかないか。

二十五菩薩坐像のうち、獅子吼菩薩様、普賢菩薩様、白象王菩薩様が京都即成院からお越しになっていた。

なんと、安寧なお顔をされているのだろう。

自分の中のざわざわした感覚、そして疲労感が融けていくようだった。

しばし、その場を離れられなかった。

一生懸命、そのお姿を目に焼き付けておこうと思った。

即成院といえば、那須与一が屋島の合戦以前、病気平癒を祈願したことでも知られている。与一の墓とされる石造宝塔もあるという。

ご本尊の阿弥陀如来様と二十五菩薩様が鎮座される本堂内陣内は、現世極楽浄土と呼ばれている。

展覧会へは三菩薩様。本堂はさぞかし心落ち着く空間なのではないかと想像している。

いつ国宝になってもおかしくない、そうである。

末法の世の始まりと呼ばれていた時代、人々は阿弥陀信仰に救いを求めていた。

極楽浄土、まばゆい来迎の図・・・・イメージングの一種かもしれない。

前頭葉の中で理想の画像を描けば、白隠禅師の内観の法にも通じていく。

難を逃れ、安寧を望む人々の智慧のひとつ。

二十五菩薩様たちはそれぞれ、楽器を奏で、極楽浄土には天界の音楽も流れている。恐らく天界の香りも。

東博の平成館はいつも混んでいる。

土日はもちろんのこと、平日も展示の前で話し込むグループも多い。

今回は金曜の夕方に入館した。この日は夜の8時まで。この時間帯はゆったり見ることができてなかなかよかった。

最澄より、天台の国宝自体の印象深かった。唐から学んだものは急ぎであったため、却ってその弟子の円仁、円珍らの功績が大きい。不完全であったからこそ、その後の発展が目覚しかったのであろう。

比叡山に学んだ僧

法然は浄土宗、栄西は臨済宗、道元は曹洞宗、親鸞は浄土真宗、日蓮は日蓮宗

比叡山に調査に行った学者の友人が、お坊さんと待ち合わせするにあたり、

「ケイタイくらい持ちなはれ」

と言われてしまったとか。

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