将進酒
将進酒
李白
君不見黄河之水天上来、
奔流到海不復回。
君不見高堂明鏡悲白髪、
朝如青絲暮成雪。
人生得意須尽歓、
莫使金樽空対月。
天生我材必有用、
千金散尽還復来。
烹羊宰牛且為楽。
会須一飲三百杯。
岑夫子、
丹丘生、
将進酒、
杯莫停。
与君歌一曲、
請君為我傾耳聴。
鐘鼓饌玉何足貴。
但願長酔不願醒。
古来聖賢皆寂寞、
唯有飲者留其名。
陳王昔時宴平楽、
斗酒十千恣歓謔。
主人何為言少銭、
径須沽取対君酌。
五花馬、
千金裘、
呼児将出換美酒、
与爾同銷万古愁。
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中国人の先生について、原語で漢詩を朗詠する稽古を受けている。
これはもう、伝統芸能、音楽であるから、
速度、ピアニッシモ、ピアノ、メゾフォルテ、フォルテ、クレッシェンド、デクレッシェンド、テヌート・・・・
そうしてさらに情感を込める。李白はなおさらである。
高いレベルを要求されるから、なかなか難しい。
何度も何度も直してくださる。自分では違うように詠んでいるつもりでも、そう聞こえないらしい。李白は大げさなくらいがいいのだ。
歌うときは立って歌うように、漢詩朗詠も立って詠まないと、お腹から声が出ない。
当時は酒宴に呼ばれて、即興で読む。誰かが筆記したのだろう。推敲はなしということであろうか。王安石はよく推敲をしたというが。
先生は、若い頃は元気だから杜甫がよかったけれど、最近では却って気分が沈んでしまう。やっぱり李白はいいね~、と。
私も李白のよさがわかってきた。素直にいいな、と思えるようになってきた。
この大げささ、豪快さ、壮大さ、その裏で意の通りに登用されないというジレンマ。このジレンマがあったからこそ、いい詩が書けたのだと思う。
今でもよく使われる有名な部分。
天生我材必有用、
千金散尽還復来。
玄宗皇帝には酒宴に呼ばれるだけで、今ひとつの反応。
1300年後の私たちには、その才能が十分すぎるくらい伝わっている。
この詩は丹くん(元丹邱)の家に呼ばれたときに、李白がどんどん酔いながら詠んだものだが、名馬も、毛皮も酒に換えてしまえ!、なんて詠まれて大変である。
李白の詩は黙読するより、自分で詠むのが気持ちいいし、元気づけられる。
この詩が伝承されていて、本当によかった。
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